北アルプスの裾野に豊かに広がる田園地帯、安曇野。

大王わさび農場はその中心部で、北アルプスから湧き出る、犀川と穂高川の織りなす清流を広大な敷地内に引き入れ、わさびを育成しています。

入り口で来訪者を出迎える、風情ある水車小屋は、黒沢明監督の映画　”夢”の舞台ともなり、まるで舞台の一場面のような、安曇野の田舎らしい自然を堪能できます。

夏にはこの清流を、クリアボートで水上散歩を楽しむことができます。

クリアボートは、透明パネルをはめこんだボート。水に濡れる心配がないので、家族連れや年輩者まで、誰でも気楽な水上散歩を楽しめます。

大王わさび農場の門をくぐると、見渡す限り続く広大なわさび畑。

わさびの育成には　淀むことのない　低温の清らかな水流が不可欠です。
透き通って、ひんやりとした清流の中に浸るように、わさびが植わっています。

脇にはわさびを観察しながら水の中に足を入れられる、親水エリアも。
緑のわさび畑を背景に、記念撮影しましょう。

わさび畑を横切る橋を中央まで歩いていくと、農場の命名の由来となった「魏石鬼八面大王」が祀られている大王神社にたどり着きます。

苔蒸した岩のトンネルをくぐって進むと、ひんやりとした空気に包まれた石碑に出会います。

大王わさび農場の守り神である「魏石鬼八面大王」は、二重の棺に納められ、合戦の場から「八面大王大明神」の旗を立てて里に戻り、塚が築かれ葬られたということです。