【田中陽希さん密着取材5日間】
グレートトラバース”日本百名山ひと筆書き”②(後半)
さぁ後半は、常念岳(2857m)への登頂と、
北アルプスの象徴「槍ヶ岳」(3180m)に登頂するまでのストーリーです!
それでは少しおさらいも含めた、後半の記事(写真200枚)をどうぞ!
6/16(月)同行4日目 朝4:20 常念岳(2857m)へ
撮影のアングルや映像の画のバランスを相談、
この日は選抜隊が30分早く出発しました!
横尾から蝶ヶ岳方面に1000mアップ、
先にいいアングルを確保しておくためです!
この日も最高の天気に恵まれました!
陽希さんを待つ間、
本を読むディレクター岡本さん。
4月から4つほどの山頂を除いてほぼずっと同行しているため、
こういう時間が彼のわずかなフリータイムです。
時刻は5:25。
さぁ常念岳に向かって出発!
ここから稜線に出るまで、
一気に標高を1000m上げなければなりません!
途中ですれ違った方も、陽希さんの挑戦を知っている方々!
記念にハイポーズ!
僕もちょっと先回りして稜線に出ました!
素晴らしい眺め!!
時刻は7:01。
1時間半で一気に1000m上がりました!
太陽がまぶしい!
雲一つない最高の天気です!
稜線に出ました。
ここからは、北アルプスを見るには最高です!
バックには、穂高連峰と明日登る予定の槍ヶ岳が見えます!
あちらが蝶ヶ岳です。
乗鞍岳が一望できます。
思わずパシャリ。
さぁ常念岳が見えて来ました。
でもまだまだ遠い!
蝶槍というピークからの景色。
素晴らしいです!
左から穂高岳、槍ヶ岳、常念岳。
今回同行する山が全て見えます!
今回の僕のザックは「PAINE」(60ℓ+10ℓ)です!
背中から大きく開くのでレンズ交換しやすいです!
撮影部隊も素晴らしい景色にうっとりです!
「明日はあそこだな、、、」
まだこの時期、
下の方からだいぶ雪がありますね、、、
スケール感はこんな感じです。
上の写真、陽希さんがどこにいるかわかりますか!?
やっと登った!と思ったら、
もう一度高度を下げさせられます、、、
常念岳、
う〜ん美しい。
さぁここからの登りは岩です。
こんな急なところも!
さぁ山頂はもうすぐ!
時刻は9:25。
常念岳の山頂到着です!
そこへ!?
なんと愛知から応援するために駆けつけたという方が!
しかも陽希さん大好きなコンソメwパンチを差し入れ!
もちろん記念撮影!
思わず差し入れに陽希さんも嬉しそう!
恒例の旅の祈願。
陽希さんの師匠である田中正人さんも嬉しそう。
この方も超人的体力の持ち主。
常念岳山頂から北アルプスを。
素晴らしくかっこいい山々が連なります。
天気がいいので、
疲れを癒しながらゆっくり食事を。
NHKのディレクター岡本さん、
お弁当もこの景色にも舌鼓!
この日横尾山荘さんに用意していただいたお昼はみそカツ!
そこへなんと82才の大先輩が!
この日、松本平からのルート「一の沢」から上がって来たそうです!
陽希さんは31才、ちなみに僕も32才、
うーん、まだまだいけますね!
登山道ではない電波も、山頂では入ります。
なので、いつも山頂でwebサイトに記事をアップしています。
ボッカ部隊の三太呂さんと正人さん。
いい笑顔いただきました!
恒例の記念撮影です!
と思ったらiphone落下!
さぁ下山です!
松本平が見えました!
時刻は15:01。
無事に横尾山荘に。
でも2人はもっと早く降りて来てました!
充電したり、データをしっかり整理します。
ディレクター岡本さんが持ち歩いてる地図。
調子が悪いカメラの代替機が到着!
翌日の朝、正人さんが一旦下山。
駒井カメラマンがこれを持って上がってきました!
この夕食が体への大事な補給です。
横尾山荘のみなさんと!
実は改修工事中にも関わらず、対応いただきました!
ありがとうございました!
さぁ明日からは北アルプス縦走が始まります。
槍ヶ岳を抜け、ずっと稜線を北へ北へ立山方面に進まなければなりません。
細かい情報がまとまってます。
これは陽希さん手書きのコースタイムが書かれた地図。
しっかりと打ち合わせ、就寝です。
6/17(火)密着5日目最終日 朝4:15 槍ヶ岳(3180m)へ!
この日からカメラマンが正人さんから駒井さんにチェンジです!
この写真で肩をストレッチしてる方が駒井さん。
彼も有名なアドベンチャーレーサーです!
3泊した横尾山荘さんに感謝です。
陽希さんのベッド、きっちりとたたまれてました。
さぁこの日も素晴らしい天気!
みんなしっかりストレッチ。
やはり腰やひざには負担がすごいです!
横尾山荘の山田さんにお礼を。
山田さんから、
「がんばって!応援してるよ!」
撮影クルーのみなさんもお礼を。
この旅は、きっとこんな温かい感謝の連続なんでしょうね。
時刻は5:25。
さぁ北アルプス縦走、まずは槍ヶ岳へ出発!
カメラマンが駒井さんにチェンジしてます。
ボッカ部隊もかなりの重さを運んでます!
すごい体力!
時刻は6:30。
槍沢ロッヂを通過です!
時刻は6:50。
テント場に着きました!
さぁここからは雪!
まだ桜が咲いています!
ここですれ違った方も、陽希さんの活動を知ってました!
みんな根っからの山好きだそうです!
まだ槍ヶ岳は見えません、、、
かなり斜度のある雪原、
同行する撮影部隊もやはりたいへんです!
時刻は8:29。
やっと穂先が見えました!
ここで槍ヶ岳山荘で働く、
世界を目指すテレマークスキーヤーと。
この日はお休みで、ひたすら滑るということ!
「10回は登り返します!」
と言ってました!
殺生ヒュッテまで来ました!
時には先回りする撮影部隊!
見えてはいるけど着かない!
登る!
登る!
時刻は9:32。
ついに槍ヶ岳山荘に到着!
北アルプスの象徴槍ヶ岳、やはりかっこいい!
ここで少し補給して、、、
さぁあの山頂を目指します!
この槍沢をひたすら2時間以上登って来ました!
撮影の段取りを。
少し遅れてボッカ隊も到着!
さぁ残りは200m!
陽希さんも槍ヶ岳は人生初の登頂だそうです!
出発!
先回りと追いかけ、
両方から撮影します。
まさに岩山!
もうすぐ山頂です!
ついに!!
時刻は10:40。
ついに着きました!
槍ヶ岳(3180m)!
人生初の槍ヶ岳に、
感動の時間。
しかし、
これからこの眼前の山々を越えて行かなければならない。
翌日に登る予定の笠ヶ岳が、
槍ヶ岳山荘の後ろに見えます。
やっぱりここに来たら”槍”!!
おっと危ない!
登って来たのはこんなところです。
この挑戦のスタート時に、
山で出会った学生に書いてもらったこの筆書き。
陽希さんはずっと大事に持ち歩いています。
すいません、僕も初登頂でした!
幸いにもこの日も気候が穏やかだったので、
しばし余韻に浸ります。
お!
なぜか陽希さんがカメラを!
みなさんこの槍ヶ岳が天気良くてほっとされてます。
最高の笑顔いただきました!
下を見ればこんな感じです!
これが北鎌尾根。
こちら東鎌尾根方面です。
さぁ下ります!
一気に降りて来ました!
するともう穂先は雲の中。
やはり山の状況は変わりやすいです!
お待ちかねの昼食!
撮影部隊はもう少し残ってます!
もう空腹には、
この食事がたまりません!
オリジナルグッズがたくさんの槍ヶ岳、
ここで買い物すると、袋もかっこいいです!
槍ヶ岳山荘さんにコーヒーをご馳走になりました!
この一杯が美味かった!
僕の同行はここまでです!
記念撮影の乾杯!
時刻は13:05。
田中陽希さんと撮影クルーは双六小屋に向けて出発!
撮影部隊も出発!
これが西鎌尾根!
みんなはこれを行きます!
目指すは、双六小屋!
僕の5日間の同行はこれでおしまいです。
現代の冒険家たちの背中はどんどん小さくなっていきました、、、
人生で最も刺激的で濃厚な5日間。
グレートトラバース、
それはまさに日本をフィールドにしたリアルアドベンチャー。
この北アルプスにやっと雪が無くなり、
歩けるようになってきたタイミングで越え、
目指すゴールは北海道に雪が降る前。
このいつもは美しい景色を魅せてくれる日本の四季が、
逆に牙を剥く7ヶ月の挑戦。
毎日のように繰り広げられる冒険劇、
陽希さんとその撮影クルーは今も戦っています!
きっとこれは世界からも賞賛される大冒険です。
地球の気候に挑んだ1人の日本人。
今回その物語のほんの一部をご紹介しました。
僕もこの5日間から、
素晴らしい経験値をいただくことができました。
ぜひみんなで、
この現代の冒険家”田中陽希”さんを応援してあげて下さい!
冒険はまだまだ続きます!!
【ご紹介】
◯グレートトラバース”日本百名山ひと筆書き”公式サイト http://www.greattraverse.com/
◯NHK”グレートトラバース”公式ページ http://www.nhk.or.jp/greattraverse/
【goatへの撮影協力】
◯Maloja(japan ブログ) http://maloja.seesaa.net/
◯ICI石井スポーツグループ http://ici-sports.com/
※NHK BSプレミアムの放送予定は、こちらの画像をクリック↑
【グレートトラバース NHK BSプレミアム放送予定】
第一集 7月 6日(日) 午後1時~2時59分
第二集 7月12日(土) 午後7時~8時29分
第三集 8月 2日(土) 午後7時~8時29分
この記事を書いた人
- 長野県ならどんな過酷な取材でも、どんな時間でもチャレンジ!取材に行きます!自然豊かな長野県の”アウトドアでの遊び”をとことんご紹介!都会では体験できない魅力を発信します!
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