標高2696mの絶景!
厳冬期の「唐松岳」バックカントリーツアー
今回登った唐松岳は、
飛騨山脈(北アルプス)の後立山連峰にある標高2,696mの山で、
長野県と富山県の県境に位置します。
この標高の山頂に、厳冬期、
この景色のところまで日帰りで行ってこようという計画です。
これができるのも、
白馬八方尾根スキー場のリフトで1831mまで行けること。
そして、標高差900m程度を約5時間で登っても、
帰りはスノーボードやスキーで一気に滑って帰れるからです。
その滑り降りる標高差は、1900m。
そして今回ガイドしてくれるのは、
自身でもハンドメイドでスキーやスノーボード製作をされてる松原慎一郎さん。
この白馬に移り住み、
この道15年以上もガイドをしているベテランのガイドさんです。
今回はその知識なども教えてもらいながら行ってきました!
集合は、白馬に朝7時半。
それではそのツアーの様子を約200枚の写真でご覧ください!
長野市を薄暗いうちに出発します。
そして合流し、一気に1800mまで!
最高に天気がいい!
雲無し!
入山届けをします。
僕らはスノーシュー、松原さんはスキーにシールを貼って。
かかとの角度を上げる登攀モードに!
五竜岳をバックに!
かっこいい!
まだまだ道のりは長い!
あの少し風が巻いてるところが唐松岳(2696m)
みなさん登ってます!!
やはり登りは暑い、ウエアを調節します。
ファーストとセカンドレイヤーで登ります。
ちなみに僕は暑がりなので、最初からセカンド状態ですw
ここは八方池の真上、
完全に凍っていて、こんな風に歩けちゃいます!
安曇野方面がしっかり見えます。
冬の空気の澄んだ感じが最高です!
外人さんたちが休憩中、
「Where are you from!?」
「Australia!!」
これは左手前が小谷、奥が妙高方面。
雪の積もった稜線を歩きます。
木があればその下は地面です。
お!すでに滑ってきた人がいるようです。
時刻は10:30、ちょっと補給。
チョコや甘いもののありがたみ。
糖分がすぐに体に染み込みます。
という間にまた1人!
気持ち良さそう!
僕らはまだまだ上へ!
山での譲り合い、
「どうもー、天気最高ですね〜、お先どうぞ。」
「ですね〜。ありがとうございます。」
上から山頂に宿泊したと思われる一団が!
かなり風が強くなってきました!
前の人の足跡が強風ですぐに消えます。
だんだん近くなってきました!
唐松岳!
有名な海外のスノーボーダーが、
あのあたりを滑ったとか滑らないとか。
ちょっと動きすぎて汗だくです。
早く乾かさねば。
時刻は11:43。
ここからは凍ってカリカリなので、装備チェンジ!
アイゼンに履き替えます!
スノーボードブーツに装着可能なアイゼン、
今回はレンタルさせていただきました。
もしものためにハーネスも。
そしてストックからピッケルへ。
松原さんのスキーはカーボンです。
すごく軽い、だからビンディングは重めにしてるそう。
ここでもちょっと補給します。
偶然居合わせた人のスタイルをパシャリ。
なんかガンダムのブースターパックみたい。
さぁ出発です。
この両サイド、落ちたら500mは止まらない、、、、
撮影はこんな風にしています。
まだまだ全然元気です!
ここは急です!
かなり危険箇所、念のため、
ロープで落ちないように支えてもらいました!
そして、、、
稜線に出ました!!
劔岳2999m、立山3015mが見えます!
唐松はもうすぐ!
ピークハントする前に、
滑る斜面のチェックを。
とにかく山脈がかっこいい!
斜面は思ったよりいい状態ということ、
しかし、油断は出来ない。
まずはピークへ!
「えびのしっぽ」と呼ばれる現象が。
水蒸気が強風により叩き付けられ、
岩肌に凍りついた現象です。
横に伸びる鍾乳洞のような。
ものすごい風です!
風は山の向こう側から、すごい勢いで登ってきます!
そしついに!!
時刻は、13:05。
来ました!!
この写真で気づきましたが、
「顔黒!!!」
松崎しげると言われるワケですw
最高の背景でパシャリ!
風がかなり強いので、
頂上の滞在時間はほどほどに。
しかし、写真は撮りたい!!
全方位の写真です!
妙高方面!
北アルプスのさらに北の山々。
富山方面。
憧れの劔岳、立山方面。
さぁ名残惜しいですが下ります!
滑る斜面はどうやらかなり不安定。
1度チェックするため、僕のスノーボードを埋め、
そこからロープをつなぎ、チェックすることに。
滑るのはこの後ろに見えてる斜面です!
滑る準備は出来ました!
さて直前チェック!
後ろで念のため支えます!
すると!!
一気に割れました!
雪崩を起こしました!
雪煙を上げています。
やはり表面は、
風で巻き上げられた結晶の壊れた雪が、
いつ崩れてもおかしくない状態で留まっているだけでした。
時刻は、13:45。
これで滑って行きます!
見える範囲の広さに感動!
ここから高度で約1800m下に滑ります!!
長いので休憩が必要!
安全な場所で。
今度は僕が先に行かせてもらいます!
実際はデブリだらけなので、
慎重に!
この広さ!!
時刻は、14:33。
最後に休憩します。
時刻は、15:24。
滑り降りてきました!
最後の難関に!
無事に帰ってきました!
時刻は15:57。
最後に車に戻り、ツアー終了!
いかがでしたでしょうか?
北アルプス唐松岳から、
長野県の山脈の美しさを見てくることができるバックカントリーツアー。
日帰りで標高2696mを登頂できる素晴らしいツアーでした!
この晩のビールの美味さは言葉では表現できません!
今回は長野県のアウトドアフィールドで楽しめる、
本格的なバックカントリーツアーをご紹介しました!
さぁ次はどんなアドベンチャーが待っているのでしょうか!?
今後のチャレンジ君の活動にどうぞご期待下さい!
【ご紹介】
◯ガイド 松原慎一郎さん
http://www.gore-tex.jp/community/athlete/guide/matsubara/index.html
◯ばんやクラフト
https://www.facebook.com/Banyacraft
◯唐松岳(標高2696m)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%94%90%E6%9D%BE%E5%B2%B3
※これは専用の装備や知識、アイゼンが必ず必要なツアーです。
行く際は、ガイドツアーなどに参加してください。
この記事を書いた人
- 長野県ならどんな過酷な取材でも、どんな時間でもチャレンジ!取材に行きます!自然豊かな長野県の”アウトドアでの遊び”をとことんご紹介!都会では体験できない魅力を発信します!
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