A HAPPY NEW YEAR 2017
長野県でアウトドアをテーマに取材活動していることから見えてきた、
”日本アウトドア界のスターたち”についてまとめてみました!
アウトドアフィールド”地球”
地球、それは”大気”と”水”なしには語れません。
46億年前に誕生、その7割を”水”が占める1周約40,000kmの青い惑星。
表面を大気が覆い、生命が活動できる環境を形成。
灼熱の太陽との距離は1億4960万km、
絶妙な距離のおかげで地表の温度は-70℃~55℃に保たれている。
その温度変化の中で”水”は、
水蒸気、水、雪、氷へと変化する。
これが地球という惑星の特徴であり恵み。
そして現代、長い年月を経て形成された独自の地形からは、
山、川、湖、空のアウトドアアクティビティを生み、
現代社会ではさまざまなプロダクトやアイテムが開発され、
人間のアウトドアでの適応能力をサポートし、壮大なフィールドで活動したり遊ぶことができるようになりました。
島国日本とは?
地球上の陸地面積の中に占める日本の割合はたった0.25%、
地球上の中では多雨エリアであり、農作物と海産物が豊富な”小さな島国”である。
そのほとんどは温帯のうち温暖湿潤気候に属する。
地球上の中では中緯度に位置する北緯35度あたりに存在することにより四季がある。
そして島国だからこそ、独自文化が長い歴史の中で色濃く形成、
世界の中でも特に色彩豊かで美しい特徴的な伝統文化を持つ。
主食は水を多量に使い栽培する米。
古くから豊かな水の恩恵により、そのDNAを受け継いできた農耕民族。
長野県とは?
その”島国日本”の中でも、最も山々が険しいエリア。
日本の中でも景観が美しいとされる日本百名山のうち、50座にアクセスができるプレミアムなエリア。
巨大な水の”ろ過装置”である3つのアルプスで磨かれた湧水と寒暖差のある気候により、
美味しい食べ物、酒が作られている。
そしてアウトドアフィールドとしても、山、川、湖、空など、
多彩なアクティビティが絶景とともに楽しめるエリアです。
そんな長野県にいる”日本アウトドア界のスターたち”とは?
”アウトドア界のスターたち”
僕は取材活動を通じて彼らがなぜその活動をしてるのか、意志をすごく強く感じることができています。
今回紹介する人たちは全て、本当に地元を良くしよう、面白くしよう、
そして同じような意志を持つ仲間を集めてさらにシーンを活性化しようと常に動いています。
なので独断と偏見なのですが、12の活動家をご紹介したいと思います。
僕らgoatが見させてもらっている長野県の魅力、
それはただ長野県という”場所”が素晴らしいというよりも、
そこで活動し、挑戦し、ガイドをし、遊びを開拓している”人々”の魅力なんだと今は感じています。
”人財”の存在
ここから先のことを話すにはまず百聞は一見にしかず、
まずはgoatが取材した長野県のイメージ映像をご覧ください。
すでに見ていただいたことがある方もいると思いますが、ここでぜひもう一度、改めて見てみてください。
当たり前ですが、、、
この作品に出てくるシーンは全てノンフィクションであり、実在の人物による実際の映像です。
四季のあるフィールドで、開拓者が挑戦し開拓し、いつしかそれがアウトドアレジャーになる。
地球が生まれた当初では考えられない人間ならではの大気と水を使ったアウトドアレジャー文化。
これは宇宙の中で、
大気と水があるからこそ成り立つ”地球の文化”だと思います。
地球上でも貴重な日本というフィールド
映像が表現しているもの、それは日本のフィールドの特徴です。
日本は地球上の中でもとても貴重なフィールドであり、楽しめるアクティビティの多彩さが顕著です。
年間最高気温7℃のアイスランドでこの多彩さはあるでしょうか?
年間降水量100mmを下回るサウジアラビアでこのような観光ができるでしょうか?
現代社会では、アウトドアレジャーは観光産業の大きな柱になっています。
スキー、スノーボード、ラフティング、カヌー、星など、
宿泊してガイドツアーに参加する、泊まってまで遊びに行きたいやりたいこと、というまさに観光産業に。
さぁ前置きが長くなりましたが本題へ
長野県には、この豊かなフィールドを観光資源として活かそうと、
さまざまな活動家が存在し、日々そのノウハウを磨いています。
しかし、長野県の環境で挑戦したり、ガイドしたりすることは簡単ではありません。
標高3000m級の山がひしめくエリア。
温暖湿潤気候と言っても、冬はー20℃以下になるところも多い。
そんな場所だからこそのノウハウやアイデアを活かした人を、ほんとに独断と偏見でのご紹介となりますが、
この環境をガイドツアー、エンターテイメント、物語などに変換し活躍している方々をご紹介したいと思います。
地域で活動している”人”こそ至高の宝だと僕は感じています。
長野県の”アウトドアスター集団”の一部をまとめ、ここに12の活動家をご紹介します。
◯パラグライダーインストラクター 前堀 善斗
白馬村の八方尾根エリアにて、パラグライダーの2人乗り観光フライトによる”空からのガイド”をしている前堀善斗さん。
白馬の山岳フィールドでの天候や状況を研究し、日々フライトを自分自身も楽しみながら活動している。
挑戦したいのは、北アルプスをどこまでパラグライダーで飛行し南下できるか、と語る。
【スカイブルー八方尾根パラグライダースクール】
http://www.geocities.jp/skyblue_pgs/
◯世界の最前線を知るスノーボーダー 美谷島 慎
世界を股にかけ、その先々で結果を出し、コネクションを作り、
最近発表されたredbullの最新映像「The Foruce Phase」に日本人として唯一参加したプロスノーボーダー。
夏はトレッキングやSUPなど、体幹トレーニングを。
冬には仲間を集めて雪崩講習などにも積極的に参加。
そして、地元で頑張る若手にもその精神を伝えるためさまざまなセッションを行い化学反応を促進している。
その様子を撮影させてもらったのがこちら↓。20歳〜39歳が一つのセクションでセッション。
こんな34才がいることが若手にとっては大きな希望になっていると思います。
【美谷島 慎 公式ブログ】
http://sbn.japaho.com/blog/shin-biyajima-blog/
◯雪板のパイオニア 五明 淳
雪板シェイパー第一人者として、
自らその乗り味を探求し続けながら、作品を作り続けるアーティスト。
日本各地で雪板ワークショップを開催、その魅力を伝えながらプレイヤーを増やしている。
もうすぐ発売される”Freefootjam” という雪板とスノースケートだけの映像作品の予告編です。
詳しくはYonefilmへ
【MAKE 雪板】
http://makesnowtoys.com/cn18/histry.html
→goat記事「雪板試乗会」(http://nagano-outdoor.com/make-yukiita/)
◯The North Faceアンバサダー スキーヤー 河野 健児
スキークロス日本代表として世界を周り活躍、現在はオールシーズンでThe North Faceアンバサダーとして活動。
アウトドアスキルを磨く活動をし、自らもSUPメーカーとしてプロダクトを世に生み出している。
MONSTER from THE NORTH FACE JAPAN on Vimeo.
【The North Face 河野 健児紹介ページ】
http://www.goldwin.co.jp/tnf/special/ski2016/kono.html
◯源流探検隊 The Source Lineクルー
上記の河野 健児を実行委員長として活動している長野県4大河川を全て人力で下ろうというプロジェクト。
源流域の自然の豊かさと、仲間とアウトドアでの旅をすることの重要性を発信している。
自分たちのアウトドスキルを試すのはもちろん、同時にアウトドアガイドの若手育成のための旅でもある。
ダイジェスト
本編30分
【The Source Line】紹介ページ
http://nagano-outdoor.com/the-source-line2015/
◯アウトドアガイド会社「白馬ライオンアドベンチャー」
ラフティングボート1艇からガイド活動をスタート。現在は四国吉野川でもガイドを展開。
当時はアウトドアがビジネスになるのかと言われたこともあるが、今や白馬にとってはなくてはならないアウトドア観光の要素を最も多く持つ会社に。
熱気球、パラグライダー、ラフティング、カヌー、マウンテンバイクなど、アウトドア初心者でもレジャーとして楽しめるアウトドアツアーを開拓。
【白馬ライオンアドベンチャー】
http://hakuba.lion-adventure.com/
◯マウンテンバイクトレイルビルダー 名取 将
南信の伊那市にて単独で全長50kmものトレイルコースをプロデュース。
トレイル作りが楽しくてしょうがないと語るり、世界のライダーも唸らせ、海外マガジンからも取材を受ける。
いつの日か、マウンテンバイクトレイルを長野県中を張り巡らし、それで旅できるエリアにしたいと活動している。
【マウンテンバイクバイクトレイルビルド&ガイド 「Trail Cutter」】
https://trail-cutter.com/
◯クライマー 辻 博明
横浜市から移住し、長野県には山を登るために移住したクライマー辻さん。
元々は新体操をしていたというそのしなやかなムーブと面倒見の良い人柄、休日も時間があるときは教えて欲しいという方にクライム技術を教えている。
【絶景ロッククライミング「坊抱岩」】
http://nagano-outdoor.com/bokodaki-rock-climing/
◯スノーボード移住 渡邉 剛史
白馬村にスノーボード中心のライフスタイルを求めて移住してきた渡邉さん。
スノーボードレンタルショップで働きながら、白馬とスノーボードの超ファン。
夏はリフトの整備や農家などで働き、長野県ならではのライフスタイルを楽しんでいる。
【白馬村公式サイト「A Day in The HAKUBA Life」#3 渡邊 剛史】
http://www.vill.hakuba.nagano.jp/privilege/a_day_in_the_hakuba_life/index_tsuyoshi_watanabe.html
◯SUPツアー運営 福島のり子
元スキークロス日本代表選手であり、現在は双子の母。
夫を連れて白馬村に帰省し、SUPでのガイドツアーを主宰し、地元白馬の魅力を伝える活動をしている。
【MAUKA OUTDOOR】SUPガイドツアー
http://www.maukaoutdoor.com/
◯飲む仲間、空間にこだわるコーヒー焙煎家 松澤 岳久
長野県信濃町在住で、元々は県内の大手企業で働いていたが、コーヒー一本で生きていくことを決意。
長野県の自然を活かしたコーヒーの飲み方「朝活コーヒー」をソラヨガなどさまざまなアクティビティと絡めて開催している。
Autumn Coffee from Miles Peterson on Vimeo.
【Foret coffee】
http://www.foretcoffee.com/
◯アクティブパフォーマンス集団「FOORUSH」
彼らをパラメーターで例えると、賢さ:15、体力:98、勇気:1000。
吉田竜弥を筆頭に圧倒的な発想力と実行力で、長野県の地形や環境を活かしたパフォーマンスをSNSから世に送り出している。
今後注目のアーティストになる可能性のある人財。
彼らの発売しているDVDの予告編がこちら!
【FOORUSH】公式サイト
http://www.foorush.com/
まだまだ取材できていない、多くの”人”が長野県には存在し、
そのポテンシャルは未知数です。
このような取材活動を通じて感じたのが、”日本アウトドア界のスターたち”がいる長野県です。
豊かな環境は豊かな人を生む。
goatは”観光資源”というのは”人”だと思っています。
宿に泊まって料理出してくれるのも人、
地域の観光に行ってみたいのも誰かが何かをそこでやっているからこそ。
アウトドアでなくても必ずそこにいる”人”が、
訪れた方々をさまざまな形で楽しませてくれている。
地域の宝はまさに”人”。
アウトドアの宝も”人”。
goatの活動を始めた当初は、
長野県というすごいフィールドだから、すごいエンターテイメントなエリアにできる、
そう思っていました。
しかし、フィールドではなく、むしろ”人”でした。
そのエリアの物知りな観光案内人、風流な宿、美味しい料理を出してくれるレストラン、
その全てがその地域ならではのノウハウを持つ”人”により動かされて初めて、
面白い行ってみたいエリアが形成される。
そして地域を好きで暮らす人も、その地域を楽しみながらだからこそ生き生き、
そして出会った人の魅力から、その地域の常連になる。
人が動かしているからこそ、
新しいことがどんどん始まっていき、飽きのこないエリアになるんだと今は感じています。
2017年もよろしくお願いします!
これからのgoatは”写真や映像”を発信するのではなく、
そこで活動している”人の存在”を発信します。
長野県の方も、県外の方も、日本の全てのアウトドア好きな方にも、
引き続き難しい取材をなんとか必死にこなし、goat流で情報発信続けて参りますので、
こうやって日々活動している地域のプレイヤーやアスリートの活動に注目してみていただけたら幸いです。
宇宙に発信できる日本、それはこの地球上でも、日本ならではの環境で活動している人の存在。
これからさらに特徴的で面白い独自の日本がみなさんの目に、そして体験として実際に触れられる機会が増えていくと思います。
まだまだ長野県のことを多くご紹介できずに残念ですが、2017年もgoatの活動は加速してまいります。
どうぞよろしくお願いします。
チャレンジ君 Jun Yamagishi
この記事を書いた人
- 長野県ならどんな過酷な取材でも、どんな時間でもチャレンジ!取材に行きます!自然豊かな長野県の”アウトドアでの遊び”をとことんご紹介!都会では体験できない魅力を発信します!
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