「まだらお高原 山の家」で主催する、
「斑尾山頂を目指せ!スノーシューツアー」へ参加させていただきました!
全国各地で例年にない大雪に見舞われた後でしたが、斑尾近辺の降雪量は、ほかの地域ほど増えず、
また、ちょうどその時に降った雪が締まって、歩きやすい時期に参加することができました。
朝9:30、晴れ晴れとした青空に恵まれました。
スタートは、「まだらお高原 山の家」からです。
「まだらお高原 山の家」は、斑尾高原総合案内所として、
訪れる人々が休憩に立寄り自由に利用できる憩いのスペースです。
⇒「まだらお高原 山の家」について
ここで参加者が集合し、顔合わせと自己紹介をしました。
この日の参加メンバーは全員で12名。
皆さん、山が好きで、新潟、愛知、東京など、このツアーに参加するために
遠方から来られている方もいらっしゃいました。
ツアーガイドとしてご案内いただいたのは、斑尾高原観光協会の西川さん。
山の家を訪れる方々に、斑尾高原の自然について解説してくださいます。
斑尾山へのコース説明を受け、斑尾高原スキー場へ向かいました。
4人一組になってリフトへ搭乗し、
スノーボードを楽しむ学生や、キッズスクールの子供達で賑わう
斑尾高原スキー場を見下ろしながら、リフトの終点へ到着しました。
さあ、ここがスノーシュートレッキングのスタート地点です!
リフトの終点へ到着すると、既に標高は1301m。
一気に周囲の視界が開け、北信の山々が広々と、遥か遠くまで見渡せる場所です。
この日は、雲がかかっており、見ることができませんでしたが、
天気の良い日には、志賀高原、妙高、日本海、なんと佐渡島までの眺望を楽しめます。
いよいよ、スノーシューを足に装着します。
スノーシューを履くときには、スノーシュー用の長靴、
ハイカットのトレッキングシューズか、スノーボード用のブーツの上に履きます。
出だしから、樹氷に囲まれた急な斜面へ入っていきました。
ここから標高1382mの斑尾山頂を目指して、標高差100m弱を1時間半、
小さな子供も登れる難易度とスピードで、ゆっくりと登っていきます。
気温は-8℃。
天気が良く風が無いため、体感温度は想像するほど寒くなく、歩いているうちにうっすら汗ばむ程度でした。
それにしても、大きな樹氷です。
先の大雪により、例年になく固まりの大きな、見事な樹氷ができたようです。
樹氷の中を、ゆっくり登って行きます。
触ってみると、固く、ざらっとして脆い感触です。
また、行く先の尾根づたいには、大きな「雪庇(せっぴ)」ができていました。
雪庇とは、雪の積もった山の尾根、山頂などに、強い風が一方方向から吹きつけ、
庇(ひさし)のように成長した雪の塊です。
斑尾山では、尾根に強く雪が吹き付け、大きな雪庇ができます。
特に、直前の降雪の影響で、崖側の雪庇が大きく、
クレバス(雪の割れ目)もできており、共に足を踏み入れると落下の危険性があるので、
地面のあるところを見極めて、注意して歩きました。
すでに誰かが雪庇の上を歩いた跡があり、
西川さんが、雪庇のある箇所は特に注意を促して誘導してくださいました。
木の生えている地点より内側を歩くと、地面があるため安全なようです。
尾根づたいの道中も景色が良く、野沢温泉・志賀方面を遠くまで見渡せます。
志賀方面の山脈と、行く先の樹氷の森を眺めながら、尾根づたいを進みました。
見事な樹氷に、皆、ときどき足を止めて見入っていました。
困ったときには、参加メンバー同士の助け合いも。
山頂までは、緩やかな上り坂が続いていきました。
太陽に照らされ、樹氷と足下の雪がキラキラと輝きます。
山頂までは、後もう一登りというところです。
歩き続けて、少し疲れが出てきました。
ようやく、斑尾山頂に到着しました。
山頂の指標をバックに、記念撮影。
頂上には、一本だけそびえ立つ杉の大木と、その根元に薬師如来を祭った祠があります。
祠の中には13体の如来像が祀られており、この如来像には、不思議な伝説が…
気になる方は、山の家を訪ねてみてください。
斑尾山頂を後にして、延々と、白い樹氷を進みます。
さらに眺望の良い大明神岳を目指して、樹氷の中を歩きます。
西川さんは、道中、斑尾山の自然について、各所で解説してくださいました。
出会った動物の足跡で、クイズです。「これは、何の動物の足跡でしょう?
①タヌキ ②ウサギ ③クマ」
この形、皆さんは、何の足跡か分かりますか?
また、斑尾に生えている白樺の仲間には、4種類があります。
このうち、茶色の幹を持つ岳樺(ダケカンバ)は標高1200m~1400mに多く生えており、
訪れる人々の目印になっています。
斑尾山頂から大明神岳への路は、斜め上から光が差し込み、雪面に長く伸びる木々の影が特徴的。
この時は見られませんでしたが、天気の良い日に条件が重なると、
日の光が雲に遮られて、木の影が、すーっと動くように見えるのだとか! 幻想的ですね。
木々の間を抜けると、パッと視界が開けました。
ようやく、目的地の大明神岳に到着しました!
大明神岳から、野尻湖を真近に見下ろしながら、記念撮影。
ちょうど今時期はワカサギ釣りの繁忙期で、船が沖へ出ている様子まで見えました。
雲がなければ、北信五岳が間近に見えます。
斑尾山までは野尻湖から登る登山道もあります。
素晴らしい眺望の中で、参加メンバーによる思い思いの昼食タイムが広げられました。
お湯を沸かせるバーナーを持っていくと、山の上でも楽しめるご飯のバリエーションが広がります。
思わず、個性溢れる山のお昼ごはんを覗かせてもらいましたので、ご紹介してしまいます!
バーナーで湧かしたお湯をごはんと、チーズの上からかけて、自作トマトリゾット。
ケーキ持参で、まさかの頂上でハッピーバースデーも!?
素敵なサプライズですね。
お昼ご飯を終えた後、帰りは来た路を戻り、
途中、違うルートへ入りました。
ここから、いよいよ、急な斜面をひたすら下っていきます。
最初は、普通に歩いて下ろうと試みましたが…
急な斜面のため、立っていられず、思わずお尻から滑ってしまいます。
キャーキャー言って、大笑いで滑りました!
ソリよりも速いスピードで、滑り出すと、勢いが止まらないのです!
遥か下のスキー場入り口まで続く、天然の滑り台です!
大人も皆、本気で楽しそうでした。
ひたすら必死に滑って、時々歩いての繰り返し、
下りはあっという間で、斑尾高原スキー場の入り口まで戻ってきました。
この、スキーとはまた違う、滑り台を滑るような感覚は、
一度は体験してみていただきたいです!
斑尾山頂へのトレッキングは、
5時間という短い行程の間、至るところに北信五岳の素晴らしい眺望あり、
美しい樹氷の路あり、下りは、スリルいっぱいの滑りあり…
と変化に富んだ道のりでした。
今回、快く撮影にご協力いただきました、斑尾高原観光協会の皆様を始め、
参加メンバーの皆様、本当にありがとうございました。
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※参加したツアー詳細はこちら
斑尾高原では最大積雪3m以上、フカフカの新雪の上をスノーシューで楽しめます。
初めての方も気軽に参加できる半日ツアーや、斑尾山頂に登る1dayツアー、
月明かりのした銀世界を歩くナイトツアーなど、盛り沢山のツアーが用意されています。
見どころ
基本情報
名称 | 斑尾山山頂を目指せ!スノーシューツアー |
---|---|
所在地 | 〒389-1303長野県 飯山市斑尾高原 |
集合場所 | まだらお高原「山の家」 |
遊べる内容 | スノーシュートレッキング |
催行人数 | 最小催行人数3名 |
対象年齢 | 幼児からご年配まで |
アクティビティ レベル |
NORMAL |
服装・持ち物 | <持ち物> スノーシュー(レンタルあり) ストック または トレッキングポール(レンタルあり) 昼食(ツアーにより異なります) <服装> スノーウェア上下 ハイカットのトレッキングシューズ または スノーボードシューズ、長靴 スノーグローブ 厚手の靴下 厚手の肌着 毛糸の帽子 ゴーグル <あれば尚良い> バーナー レジャーシート おやつ 飲み物 カメラ |
遊べる時間帯 | -- 9時30分から 15時00分まで 受付: 9:30 |
遊べる期間 | 毎年 12 月中旬〜3月下旬 ※積雪状況により変更。 ※開催期間内の毎週土曜日、日曜日(一部別日程あり、全18回開催) |
管理・運営者 | 斑尾高原観光協会(まだらお高原「山の家」) - 電話でのお問い合わせ: 0269-64-3222 メールでのお問い合わせ: madarao@iiyama-catv.ne.jp |
公式Webサイト | http://madarao.tv/activities/snowshoe/index.php |
料金 | 参加費: 半日ツアー、ナイトツアー/¥1,500 1日ツアー/¥3,000〜¥3,500 ※開催期間により異なります レンタル:スノーシュー&ストックセット/¥1,000 |
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おすすめコース | |
備考 | ※電話で予約してください。 |
アクセス方法
車 | 上信越自動車道 豊田飯山 または 妙高高原 ICより車で 0 時間30分 |
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電車 | JR飯山線「飯山」駅より 0時間30分 【東京→長野】長野新幹線時刻表 【長野→】信越本線時刻表 |
バス | 「八坊塚」停留所から 0時間 03 分 |
PDF地図印刷 | http://madarao.tv/document/mapMadarao2014.pdf |
備考 | 自動車の場合 ◆高速道路から… 上信越自動車道上信越自動車道 豊田飯山I.C または 妙高高原I.C → ▼豊田飯山インターチェンジからのアクセスマップ ▼妙高高原インターチェンジからのアクセスマップ 電車の場合 ◆JR飯山線飯山駅下車、バスかタクシーをご利用下さい。 ▼JR飯山線 時刻表 ▼飯山市コミュニティーバス斑尾線 時刻表 |
アクセスマップ
この記事を書いた人
- とにかく初心者・女子の目線でわかりやすく、これなら自分も始められる!と思ってもらえるコンテンツ作りと、初心者・キッズが取っ付きやすいソフトめな遊びを中心に紹介
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